引張強さとは?【1分で分かる】

鋼構造の基礎

 

引張強さ(ひっぱりつよさ)とは鋼材がもつ最大の引張力です。

引張力を「いんちょうりょく」と読む人がいますが、正しくは「ひっぱりりょく」と読みます。

今回はこの引張強さについて解説します。                 

引張強さとは鋼材がもつ最大の引張力です。

ゴムやシャーペンの芯の両側を引っ張ると最終的には「ブチッ」と切れます。

その「ギリギリ切れる強さ」= 引張強さです。

下図をご覧ください。

引張力を上げていくと、ある時点を境に応力が下がります。

この時の応力を「降伏点(降伏強度)」といいます。

さらに荷重を加えると、強度が徐々に上昇し最大応力を迎えます。

これが引張強さです。

引張強さの計算式は以下です。

σ=PAσ = \frac{P}{A}
 
 

σ:応力

P:引張力

A:鋼材の断面積

鋼材に発生する最大の引張力Pを断面積Aで割れば引張強さ(応力)が求められます。

例題

鋼材の最大の引張力が200kNでした。鋼材の断面積は500mm2です。

引張強さをいくつになりますか?

回答

引張強さ σ=PA=200×1000/500=400N/mm2引張強さ σ = \frac{P}{A}=200×1000/500=400N/mm2
 

答えは400N/mm2です。

引張強さの単位は一般的にN/mm2で表します。

単位を合わせる作業は非常に煩わしい作業ですがとても重要です。

今回は引張強さについて解説しました。

特に応力度-ひずみ度曲線は今後何度も目にすることになる非常に重要な曲線です。

一緒に理解できると最強です。

さらに降伏強度の理解が進むと無敵ですね。

 

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