鋼構造(Steel Structure)とは鋼材を主要構造部材として用いる建築構造です。
イメージとしては人間でいう「骨」が鋼材で出来ている感じ
その骨に壁や床、屋根がくっついて建物になります。
どうして鋼を使う?
鋼材には建物にとってめちゃくちゃ便利な特徴があります
1.引張・圧縮に強い
・引張強度が非常に高い
・細い断面でも大きな軸力に耐えられる(ただし座屈に注意)
2.明確な降伏点を持つ
・応力-ひずみ関係が比較的はっきりしている
・降伏後も急に崩れず塑性変形を続ける
鋼構造の代表的な構造形式
1.ラーメン構造
・柱と梁を剛接合した構造
・接合部で曲げモーメントを伝達
・中低層の事務所・集合住宅に多い
特徴
・空間自由度が高い
・ブレース構造に比べて変形が大きい
2.ブレース構造
・柱梁+斜材(ブレース)で水平力に抵抗
・部材断面を小さくできる
・変形が小さく、耐震性能が高い
・開口制限が出やすい
鋼構造は鋼材の高い強度・明確な降伏特性・塑性変形能力を活かし
地震時にエネルギーを吸収しながら倒壊を防ぐ構造です。
「力の流れ」「壊れ方」を理解すると鋼構造は一気に面白くなります。
より詳細な内容は以下の記事で解説しています。
接合方法の違い。剛接合とピン接合って何?
接合部の保有耐力接合とは?
良く座屈って聞くけど、なにそれ?
ブレースの有効断面積の算定
今さら聞けない高力ボルトって何?
鋼構造の溶接接合の種類
まとめ
今回は鋼構造についての内容でしたが、少しテーマが壮大でしたね。
詳細の内容は各項目で説明していますので、それぞれの記事をご確認頂けたらさらに理解が深まると思います。


