鋼材の許容引張応力度【1分で分かる】

構造力学の基礎

 

『部材を引っ張っても、ここまでは安全ですよ』という値のことです。         

許容引張応力度の求め方は下記です

長期許容引張応力度(ft)=23×F長期許容引張応力度(ft) = \frac{2}{3} ×F
 
短期許容引張応力度(ft)=F短期許容引張応力度(ft) = F
 

FのことをF値(えふち)と呼び、基準強度とも言います。

F値は、材料ごとに規定された(決められた数値)です。

例えば、SS400の鋼材であればF値は

 

鋼材の厚さが16~40mm以下:235 N/mm2

鋼材の厚さが40mmを超える:215 N/mm2

となります。

従って、鋼材の厚さが16~40mm以下の場合、許容引張応力度は以下になります。

長期許容引張応力度(ft)=23×F=23×235=156N/mm2長期許容引張応力度(ft) =\frac {2}{3} × F = \frac {2}{3} × 235 = 156N/mm2
 
短期許容引張応力度(ft)=F=235N/mm2短期許容引張応力度(ft) = F = 235N/mm2
 

考え方は一緒です。

 

     SD295Aの場合

長期許容引張応力度(ft)=23×F=23×295=195N/mm2長期許容引張応力度(ft) =\frac {2}{3} × F = \frac {2}{3} × 295 = 195N/mm2

※195を超える場合は195

短期許容引張応力度(ft)=F=295N/mm2短期許容引張応力度(ft) = F = 295N/mm2
 

     SD345の場合

長期許容引張応力度(ft)=23×F=23×345=215N/mm2長期許容引張応力度(ft) =\frac {2}{3} × F = \frac {2}{3} × 345 = 215N/mm2

※215を超える場合は215

短期許容引張応力度(ft)=F=345N/mm2短期許容引張応力度(ft) = F = 345N/mm2
 

     SD390の場合

長期許容引張応力度(ft)=23×F=23×390=195N/mm2長期許容引張応力度(ft) =\frac {2}{3} × F = \frac {2}{3} × 390 = 195N/mm2

※195を超える場合は195

短期許容引張応力度(ft)=F=390N/mm2短期許容引張応力度(ft) = F = 390N/mm2
 

 

今回は許容引張応力度について解説しました。

許容応力度計算では部材に発生する引張応力が、許容引張応力度を超えないことを確認します。

許容引張応力度はF値(基準強度)から算定!もう完璧ですね!

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